ロールアップは憧れのおしゃれテクニックの一つ。
キレイなシルエットに程よい着崩し感、いつの季節もロールアップで大人っぽくきめている人を羨ましく思うよね。
でも、ロールアップはそんなに難しいことじゃない。今回は、ロールアップ初心者にもわかりやすく、ロールアップのメリットとやり方、実際のコーデを詳しく紹介していくよ。
これを読めば、“ロールアップまるわかり”で明日からすぐに実践できる!
- ロールアップのやり方と注意点を教えて!
- ロールアップする際の靴ごとのポイントや、おすすめのパンツを知りたい!
- 実際にロールアップを使った季節別コーデを見てみたい
ロールアップの3大メリット
ここでは、実際にロールアップすることで、どんな効果、メリットがあるのかを見ていくよ。
1.丈の長さを調節して足を長く、スタイルよく見せられること
かっこいいパンツの履き方の基本は「裾をダボつかせない」こと。
ダメなパターン↓
出典元:Dcollection
裾をダボつかせちゃうと、こんなふうに短足に見えるし、スッキリ感もないし、とにかくダサい。
こんな時は裾上げをするのも一つの手だけど、簡単にロールアップしちゃえばOK。
というか・・・むしろお直しするよりもロールアップのほうが、自分の好きなように調節できるから使い勝手も良いんだよね。
これで、キレイなシルエットが出せるから足長効果でスタイルアップと清潔感をゲットできるよ。
2.靴下・足首を見せて色のバランスを作れること
ロールアップの持ち味は、コーデ全体の色のバランスを自由自在に操れること。
例えば、モノトーンコーデで「少し色味が欲しいな」という時に、白や明るい色の靴下がはっきり見えるくらい思い切ってロールアップしちゃおう。
そうすることで、暗い色の中にアクセントになる部分が生まれて、全体にメリハリが出せるんです。
出典元:Dcollection
出典元:wear しゅーたさん
黒のスキニーをちょっとだけロールアップして白の靴下をちらっと見せる。シンプルだけど誰でも出来る小技の1つ。
また、控えめな柄物の靴下なんかも、無地コーデなどではパッと目を引くアクセントになるね。
3.足首を見せて季節感とオシャレ感を出せること
春・夏は裸足で素肌を見せてもいいよね。
出典元:SPUTNICKS
涼しげで爽やかな季節感を感じさせるコーデになるし、大人っぽい色気も出すことができる。サンダルを使えばより季節感もアップ。
ただし、やり過ぎは注意。肌の露出は一歩間違えるといやらしく、チャラい印象になるから露出しすぎないように。
こういうのはさり気なく、くらいで十分。
やりすぎなパターン↓
海辺で濡れないようにするのとはわけが違うからね。これは完全に上げすぎ!
ロールアップの具体的で正しいやり方はこの4ポイント!
ここからは、ロールアップの実践だよ。大きなポイントは「位置、幅、回数、折り方」の4つ!
この4つをしっかり抑えておけば大丈夫。
ロールアップの正しい位置はくるぶしかくるぶしの少し上!
ロールアップにおいて、ロールアップ後の裾の位置はすごく大事。それによって、スタイルの見え方に雲泥の差が出るからしっかり覚えてね。
裾の位置は「くるぶしかくるぶしの少し上」になるようにしよう。
もちろん多少長め、多少短めは問題ないから、とにかく、くるぶし周辺に裾がくるように心がけて。高すぎたら農作業風、低すぎたら野暮ったく見える原因になるよ。
まくり幅(ピッチ)は2〜3cmを目安にしよう
どのくらいの幅でまくったら良いか迷ったら、無難なのは2~3㎝幅と覚えておいて。
あまり細く折るとなんかゴワゴワしてカッコ悪いから、キレイに納まる細さで折ろう。
まくり幅が広くなればなるほどカジュアル感は増し、最終的にはワイルド系やガッツリ系といったいわゆるB系に近いメンズに見えてしまう。
かなり広く幅を取るとこんな感じ。
絶対ダメってわけじゃないけれど、カジュアルさが出すぎるし、パンツによっては少年感が出るのでおすすめはしないよ。
あえて、そういうファッションテーマならいいけど、初心者は基本に忠実にいこう。
まくり回数は2〜3回がキレイなロールアップ
ロールアップのまくり回数は2~3回が目安。
パンツのタイプや厚みなどにもよるけど、2~3回ならどんなパンツでもキレイなロールアップになるよ。
2回まくりの場合。
さり気なく丈感を調整出来るのが2回折り返し。
3回まくりの場合
2回よりも若干上になるので、アンクルパンツのような着こなしに。
まくった部分に厚みが出てカッコ悪く見えるのはNG。
スキニーパンツで5回ロールアップしてみた場合
スキニーでやると、まず5回もまくるのが大変。スネくらいからきつくきつくなってきた。
それに丈感もめっちゃあがるので、7分丈パンツみたいになるよ。
これなら最初から7分丈パンツでいいし、ここまでやるとダサい・・・。
ロールアップの折り方(外側と内側がある)
ロールアップの折り方は外折りと内折りの2種類。
これは手持ちのスラックスをロールアップしたもので、左が内側に折り込んだもの。右側が外側に折り込んだもの。
よく見かける外折りは抜け感やコーデのメリハリをつけるのに最適。
ロールアップしているのかわかりづらいのが内折り。でも、お直しをしたようなキレイさと、外に厚みが見えない分のスッキリさがあるよ。
ロールアップでダサくならないようするための注意点
折り方がわかってもちょっとしたことでロールアップはダサくなっちゃう。以下の3つは必ずチェックしよう。
折り目をきれいにすること
たまに、クシャクシャとロールアップしている人がいるよね。
これはおしゃれ上級テクすぎて、普通のメンズがやってもほとんど失敗に終わりだらしなく見えるだけ。
※画像のロールアップは例として、わざと折り目をぐしゃっとさせてるよ
折り目はキッチリとつけた方が、キレイに見えるし清潔感もあると覚えておこう。
シワをしっかりと伸ばすこと
ロールアップは裾のダボつきをとってキレイなシルエットに見せることが大事。
なのに、パンツにシワがあったり、裾周りがゴワゴワしたりぐちゃぐちゃになっていると、結局、何のためのロールアップかわからない。
ロールアップ後は、鏡でパンツ全体のシワやシルエットを確認しよう。
裏地は無地のものを選ぶこと。
裾の裏地に柄が入っているパンツがあるけどこれは避けよう。
子どもや高校生ならギリいけるかな、と思うけど大人には子供っぽくて向かないので基本的にNG。
パンツの裏地は無地のものを選ぶようにして、足元にアクセントをつけたいなら、靴下や靴、夏ならアンクレットなどでメリハリを出そう。
靴別のロールアップする時の注意点
意外と見落としがちなのが、ロールアップする時に合わせる靴。
「スニーカーやローファーといった定番の靴ならいいけど、ブーツやサンダルみたいな時ってどうするの?」って思うよね。
ここでは、ブーツなどの特殊な形の靴にロールアップを合わせる時の注意点を見ていこう。
ハイカットブーツ
ハイカットブーツの場合、靴でくるぶしが隠れるのでロールアップの位置に困るよね。
そんな時は、靴に少しかぶせるように履くのがオススメ。
ガッチリとしたゴツいハイカットには無理にかぶせずブーツインしよう。裾も伸びちゃうし、ゴワゴワするので要注意。
ブーツの場合
ブーツの場合はその長さによるけど、靴と裾がちょうどぶつかる程度で履くといいよ。
ハイカットのように少し長さがある時は、かぶせてもいいし、思い切ってブーツインするのも一つの方法だよ。
間違っても、靴とロールアップ部分がぶつかってぐちゃぐちゃになるのだけは避けて。
サンダルの場合
サンダルの場合は、ロールアップした部分から素肌が見えるので露出のし過ぎに注意。
だらしなく見えないように清潔感を出すことも大事だから、露出部分の毛が気になるメンズは不快感を与えないよう処理することも考えてね。
ロールアップしやすい、おすすめパンツを紹介!
ここからは、ロールアップに適したパンツを紹介していくね。
黒スキニー
出典元:Dcollection
黒スキニーは何に合わせてもキレイめにきまるパンツ。
厚みもロールアップにちょうど良く、失敗知らずの優れもの。
デニムパンツ
出典元:SPUTNICKS
履き慣れているデニムも、細身のシルエットをチョイスしてロールアップにするとオシャレ感がグッと増す。
アンクルパンツ
出典元:メンズファッションプラス
アンクルパンツとはくるぶし丈のパンツ。
ロールアップでアンクルパンツより少し丈が短いクロップドパンツ風に履くのもいいし、ブーツなんかとの相性も良い。
テーパードパンツ
出典元:メンズファッションプラス
お尻周りがゆったりしていて足元に向かって細いシルエットのテーパードパンツは、履くだけでスタイルアップ効果があるからぽっちゃりさんにもオススメ。
ロールアップするとその効果はさらにアップするよ。
スラックス
出典元:SPUTNICKS
キレイめ要素の強いスラックスは、ロールアップすることで上手に着崩すことができコーデの幅を広げてくれるよ。
ローファーなどはもちろん、スニーカーにも合わせやすい。
季節別のロールアップを取り入れたコーデ紹介
では、実際のコーデを季節ごとに見ていこう。
春コーデ
出典元:Dcollection
大人っぽいコーディガンとスキニータイプのデニムを合わせている。
ロールアップすることで足元も軽い印象になり、丈の長いコーディガンの重さを感じさせないバランスのとれたコーデ。
出典元:wear SHOTAさん
近年の一大トレンドのスポーツMIXコーデ。
全体をモノトーンで統一させたスポーツ感の強いコーデも、ロールアップするとどこか洗練されたキレイさがある。
アクセントとして、自分の好きな色を靴下に使い個性もアピール。
夏コーデ
出典元:SPUTNICKS
素材に上品さを感じさせるザックリ着れるビッグシルエットとスラックスを合わせたコーデ。
全体的に大人っぽい雰囲気だが、足元からのぞく素肌が良い意味で硬さをとり柔らかな印象を与えてくれる。
出典元:メンズファッションプラス
夏にピッタリのマリンコーデ。
カジュアルなボーダーTシャツも細身のパンツと合わせるとスラっとキレイな印象になる。
ロールアップで涼し気なイメージとフットワークの軽さも出ているね。
秋コーデ
出典元:Dcollection
秋冬にはコートやジャケットで上半身にボリュームが出るから、黒スキニーがさらに大活躍。
縦長のキレイなシルエットを出すのに欠かせないアイテムになるよ。
そして、ロールアップをすることでスタイルアップ効果も倍増するし、すっきりとした印象になる。
出典元:wear ユウトさん
カジュアルだけど着慣れているパーカーも、細身のパンツとロールアップでこんなに大人っぽくキレイに着れるよ。
ロールアップで足元から白いソックスが見えると、統一感を出しつつもメリハリもあって全体が締まって見える。
冬コーデ
出典元:SPUTNICKS
ボリュームのあるコートにハードなブーツと細身のパンツを合わせて、キレイなラインが出ているね。
このくらいのブーツ丈なら、パンツの裾は思い切ってブーツインしよう。
どうするとすっきり見えるかが大事だから、鏡の前で確認しながら判断してみて。
出典元:メンズファッションプラス
ダッフルコートや細身のパンツを使ってキレイめなモテコーデを作ってからの、ロールアップで着崩すというにくいスタイル。
スニーカーとロールアップで上手にドレスダウンされていて、人懐っこさや親しみを感じさせる。
まとめ
ロールアップは思ったより難しくないし、いろんなコーデに取り入れられることがわかってもらえたかな。
今までのカジュアルなコーデも、ロールアップすることでこれまでとは違う印象になるから是非挑戦してみてね。