今、持っているパンツの中で丈がしっくりきているものは何本ある?
裾がなんとなくダボついたり、ごわついたり…いまいちしっくりきてないけど、そのまま履いているというメンズも多いよね。
裾上げするのがカッコいいのが、ロールアップすればいいのか、そもそもどのくらい短くすればいいのかわからずそのまま放置ってパターンが一番ダメ。
今回は、正しい裾の長さ、裾上げの方法や注意点をまとめてみたから参考にしてみてね。
- パンツの裾上げって必要なの?なんで?
- 裾上げする時の正しい丈の長さは?パンツ毎にあるの?
- どこで裾上げするの?ネットショップもやってくれるの?
パンツの裾は長いとだらしなく見える!!
そもそも何で裾上げしなきゃいけないかって言うと、単純にだらしなく見えるから。
それに足元がすっきりしていないと、清潔感もないし短足に見えて、周囲からの好感度も良くない。
また、コーデ全体のシルエットも汚く見えたりと、いいことが全然ないので注意。
これは裾上をしないで、スキニーパンツを履いた状態。
パット見変ではないけれど、足首あたりにパンツのクシュクシュが溜まってるよね。
せっかく細身のシルエットが綺麗なスキニーパンツなのに、こうなると一気にだらしなく見えるので台無し。
大抵の場合は裾上げをして丈を調節した方がいい
なので、多くの場合は「パンツの裾上げ」で丈の悩みを解消しよう。
可能なら、購入するお店でちゃんと採寸して裾上げしてもらうと間違いなし。
でも、お店や店員さんによって長めだったり短めだったりばらつきがあるから、ある程度自分の希望も伝えよう。
裾の長さの種類
裾の長さにも種類があって、合わせるアイテムや季節感が変わってくるよ。
きちんと自分の希望の長さにするために、覚えておこう。
長さの種類は3つ。
- ワンクッション
- ハーフクッション
- ノークッション
1つ1つ見ていこう。
ワンクッション
出典元:Dcollection
クッションとは「たるみ」のことで、このワンクッションとは裾が靴の甲にしっかり当たりちょっとだけたるんだ状態。
具体的に言うと、座った状態でもくるぶしが出ない丈の長さ。この程度のたるみは、ほとんど気にならない。
シルエットの細いスキニーなどには向かず、通常シルエットのチノパンやスラックス、デニム、太めシルエットのワイドパンツなどに合う長さです。
ハーフクッション
出典元:Dcollection
ハーフクッションは、裾がたるむかたるまないかという長さで、お店で裾上げをお願いすると、大抵このハーフクッションになる。
スキニーなどでは標準的な長さで、季節も一年を通して使えるのがいいところ。
もちろん、チノパンやデニムもハーフクッションに裾上げしてもOK。
どちらかというと細身のタイプのパンツにおすすめ。
ノークッション
出典元:Dcollection
ノークッションはたるみがなく、くるぶしがしっかり見える長さ。
近年は、アンクルパンツやクロップドパンツといった短い丈のパンツも流行っているので、トレンド感もある。
また、靴下のデザインや色を差し色として使うことが出来るのでちょっと周りと差をつけたい、おしゃれに見せたい時には便利。
夏にはサンダルと合わせると肌の露出具合が適度でおしゃれ。
おすすめの丈の長さは?
じゃあ、その3種類で一番オススメの長さは?と聞かれたら、「ハーフクッション」がベスト。
ハーフクッションはロールアップをすることでノークッションにできるけど、ノークッションを伸ばすことはできないし、一年中通して履けるっていうのもメリットだよね。
スキニーパンツはハーフクッションが基本!
出典元:Dcollection
スキニーは元々が細い作りだから、長さを持たせちゃうと足首周りが100%ごわつく。
だから、スキニーの裾の基本はハーフクッション。
夏ならロールアップでノークッションにすることで季節感も出せるし、どんな靴にも合わせやすい。
太めのパンツ(ストレート・テーパード)の場合の目安
出典元:sputnicks
太めのパンツにはワンクッションがオススメ。
特に、テーパードのように足首に向かって細くなっている作りのパンツを裾上げし過ぎると、せっかくのキレイなラインが崩れてしまう場合があるから注意。
裾上げする時の注意点
裾上げに失敗すると元に戻すのは大変だし、下手すると、もう1本パンツを買わなきゃいけなくなるから慎重に行おう。
腰骨に合わせて履こう
パンツは腰骨で履くので、採寸時もしっかりと腰骨に合わせてね。
ベルトが必要なパンツなら、ベルトを締めた状態で採寸したほうが正確に合わせられるよ。
短くしすぎない!
これ、本当にやりがちだから注意して。短くなったものはもとに戻せないからね!
最悪、裾上げしても「やっぱり長いな」と感じたらまた短くできるから。
短くなりすぎが怖いメンズはハーフクッションを心がけて、しっかり採寸してね。
裾上げの方法
裾上げの方法だけど、自分で裾上げできる女子力の高いメンズはなかなかいないよね。
ここでは裾上げの方法と料金、裾上げ可能なネットショップを紹介します。
裾上げをしてくれるお店
店頭で購入するなら、その際に裾上げをしてくれるお店がほとんどだから、さっき話した注意点を思い出して採寸してもらおう。
あとは、お直しのお店に持ち込みっていう方法もあるよ。
採寸は店員さんによって長さにばらつきがあるから、自分の意志を伝えて、自分の目でもしっかり確認すること。
裾上げの料金
パンツ購入時に無料の裾上げサービスがついているお店も多いけど、パンツの価格(セール品や2000円以下等)によっては裾上げ料金がかかる場合もある。
その場合は、およそ300円~1,000円程度と思っておこう。
また、お直しのお店に持ち込んだ場合は、スラックスやデニムもおよそ1000円前後で裾上げしてもらえるよ。
お店によってばらつきがあるので近くのお店でチェックしてみてね。
ネットでも裾上げをしてくれるショップ
ここで疑問なのが、
「リアルのお店はいいけれど、通販(ネットショップ)は買ったパンツ裾上げしてくれないの?」
っていうこと。
大丈夫、通販ショップもその辺はわかっているみたいで、最近は裾上げサービスを行っているショップさんも出てきました。
代表的なショップさんを紹介しておくね。
スプートニクス
出典元:SPUTNICKS
ノンウォッシュデニム(生、リジッド、糊付き)、裾にジップが付いているもの、スーツ素材のスラックス、リブ裾、ハーフパンツなど以外なら裾上げ可能。
以前は無料でやっていたサービスだけど、スプートニクスが求めるクオリティの裾上げを手作業でできる職人も少なくなり有料制になった。でも、そこには安心と丁寧な仕事があるよ。
ユニクロ
シングル仕上げのミシン縫いなら、1990円以上の商品は無料、それ以下なら280円で対応している。
また、届いた商品を近くの店舗でお直しすることも可能だよ。
その場合はその店舗が裾上げサービスを行っているか確認して、オンラインストア購入時の「お買上げ明細書」を忘れずに持参してね。
オンラインストアで購入し裾上げした商品も、3か月以内なら返品可能だから安心して。
裾上げをせずに長さを調節するにはロールアップがおすすめ
裾上げする程でもないけど少し気になる場合は、ロールアップで調節するのがオススメ。
ワンクッションより多少長いくらいなら、ロールアップでワンクッション、ハーフクッションにしてもごわつかずキレイにまとまるよ。
ロールアップすることで抜け感も出せるし、裾の長さが変われば合わせるアイテムの幅も広がるから使い勝手も良いので試してみてね。
まとめ
パンツの裾一つで、だらしなく見えたりすっきりキレイに見えたりと周囲からの見え方は変わってくる。
裾を正しい長さにするだけで、スタイルアップ効果もあるし好感度の高いコーデになるよ。
難しい時は無理をせず、お店の人に頼ればいい。でも、自分の希望を伝えることと自分の目で確かめることは忘れずに。