襟が開襟シャツで半袖タイプのシャツのこと。
字のごとく元々はボーリングをするときに着用するスポーツウエアタイプのシャツでした。
1950年~60年代にアメリカの若者の間でボーリングが流行したのをきっかけにファッションとして定着しました。
ボーリングブームが去った後にも密かに人気を保ち続け、
今やおしゃれなシャツアイテムの一つとして定着しています。
ちなみによくボーリングシャツと表記されがちですが
正しくはボウリングシャツ(bowling shirt)と表記します。
正式名称は「USボウリングシャツ」と言うんですな。
ボウリングシャツは昔からずっと半袖に開襟シャツという形が基本。
これ以外にも昔から変わらないデザインのルールがいくつかあります。
ボウリングシャツのデザインルール
1. 背中にオープンプリーツと呼ばれる2本の線がある。
背中に2本切り替えのプリーツがあるのが特徴。
この理由は、玉を投げるときに腕を振り上げる動作をしやすくするために入れられています。
プリーツの色はシャツの色と違う色またはシャツより目立つ色を入れています。
投げる時にチラッと見えることでかっこよく見せると同時に2本のラインが
背中をスリムに見せる効果があったと言われています。
なるほどねえ。
2. 体にフィットするよりボックスタイプでゆったりとした形
これもボーリングをする時の動きやすさを重視し、ゆったりとした形で作られたと言われています。
3.レーヨンという素材で作られている
レーヨンとは、触ると表面がツルツルとした手触りをしていて少し光沢感がある生地のこと。
着心地が軽くて通気性が良く、夏場の暑い時には汗をかいても涼しく過ごすことが可能です。
4.襟や袖の部分は色を変えるなどおしゃれな工夫が!
ボーリングの技術だけでなく、スポーツウエアのおしゃれに関しても
他のチームと差をつけようとしていました。
5. 背中には大きめのロゴやワッペン
元々は自分が所属しているチーム名や企業名やまたはそのロゴマークなど入れていたのが始まりです。
「自分のチームをより目立たせてたい!」ということから背中にロゴを入れたり、シャツの襟や胸ポケットに選手のイニシャルなどを入れることもありました。
以上の5つのおしゃれなポイントは今も変わることなく残り続け、今やボウリングシャツが愛される理由となっています。