トレンチコートとは、戦争時に兵隊さんが
防寒用として着ていたコートのこと。
始まりは第1次世界大戦のイギリス兵でした。
雪や雨といった悪天候で非常に寒かったので
その悪天候に耐える防水用のレインコートを
作ったのがトレンチコートの始まりです。
ちなみに、当時の戦い方が塹壕(トレンチ)戦
と呼ばれていたのでこの名前が付きました。
塹壕戦
塹壕(ざんごう、英: trench)は、
戦争で歩兵が砲撃や銃撃から
身を守るために使う穴または溝である。
(引用元 Wikipedia 塹壕)
敵との戦い前に寒さで
ダメになっちゃう兵隊さんも多くいたそうで・・・。
敵だけでなく天候とも戦う
必要があったというわけなんですね~
このトレンチコートにもいくつか特徴があります。
トレンチコートの特徴
打合せで左右大きな襟がある
締めることもでき、防寒に適しています。
開けて着ると首元に三角形の形ができ
かっこいい印象を与えてくれます。
打合せって何?
衣服の前身頃(まえみごろ)の重なったりする部分のこと。見頃とは服の前と後ろのこと。
エポレット(肩章)がついている
肩を保護するためにつけられた当て布。
水筒や双眼鏡や銃などが付けられるように
機能性がバツグンでした。
のち、将校を表すバッチを付けて
派手になりました。
ベルトがついている
銃やナイフや手榴弾などが付けられるように
6つの金属リングがついていました。
現在は、締めてウエストを細く見せるなど
デザイン的な要素が大きいですね。
ケープドパックが付いている
2,3枚の重ね布になっており、
これも防寒や防水のためでした。
チンストラップと呼ばれる帯がある
首元と袖にあり、帯を締めることで
防風対策になります。
このように、戦うための機能性を
重視した作りになっていました。
今では、これらがデザイン要素的になり
スタイリッシュでかっこいい印象を与えてくれます。
コートは着ると服の中身が隠れてしまい
個性を出すのが難しいですよね^^:
そんな時はコートを主役に持ってきちゃいましょう♪
トレンチコートは形もかっこいいので
1枚で主役を張れちゃう優れものですよ☆