スラっとしたシルエットで大人っぽいイメージのスラックス。ビジネスシーンではよく見るけど、私服で着こなせたらおしゃれだよね。
でも、スラックスっていったいどんなもので、どう着こなすのがかっこいいのかわからないというメンズも多いのでは?
今回は、スラックスの選び方とおしゃれな着こなしについて紹介していくよ。
- スラックスってどう着こなしたらいいの?
- スラックス選びのポイントは?失敗しないコツは?
- 実際のスラックスを使ったおしゃれコーデを知りたい!
そもそもスラックスとは?
出典元:SPUTNICKS
「スラックス」はロング丈のパンツの総称で、その定義は曖昧。
スーツや制服などのジャケットに合わせて履くパンツをスラックスと呼ぶことも多いけど、最近では、パンツの中央に「センタープレス」という折り目が付いたパンツのことをスラックスというのが一般的。
スラックスの3大メリット!
ここからはスラックスのメリットについて解説するね。
大人っぽくキレイめなコーデを作りやすい!
最近のファッションシーンではカジュアルにおしゃれを楽しむ傾向が強く、どの年代も堅苦しいスタイルを好まなくなってきてる。
そこでカジュアルながらもキレイめなコーデを作るのに大活躍するのが、このスラックス!
どんなトップスでも、このスラックスを履くことで、大人っぽく品のあるキレイめコーデになるよ。
「キレイめなコーデを作りたいけど、どうすればいいのかわからない・・・」って悩んだらパンツをスラックスにしてみてね。
20代、30代、40代と幅広い年齢が着こなせる
出典元:Dcollection
「チノパンでは子供っぽい?」「気軽な食事会には何を着ていこう?」
こんふうに悩むときにはスラックスを履いていけば間違いなし。
どんな年齢層でも、どんなシーンでも使えるスラックスは何本あっても長期的に活用できるよ。
ゆとりがあってはきやすい(スキニーが苦手、入らないメンズにもおすすめ)
「スラックス」とは英語で「ゆるい」っていう意味もあって、ゆとりがあるパンツも多いんだ。
スキニーパンツのようなタイトなものが苦手なメンズ、「太ももが太い」とか、「ぽっちゃり体型で細身のパンツは入らない・・・」っていうメンズでも大丈夫。
また、多少のスタイル変化になら対応できるから、スタイルキープが苦手、体重増減が激しいというメンズにも履きやすいパンツだよ。
失敗しない、メンズスラックス選びのポイント
スラックス選びのコツは「幅」と「丈」。この2点さえ押さえれば正しいサイズで選ぶ事ができるよ。
サイズはヒップサイズ(幅)で選ぼう!
パンツを選ぶ時、ウエスト幅でパンツを選んでない?
これは大きな間違い。これをやってしまうと「ウエストはいいんだけど、太ももがキツい」みたいに、他の部分のサイズが合わないことが多い。
だから、サイズは必ずヒップサイズで選ぼう。
ヒップサイズに合わせるとその他のサイズも自然と合うから、キレイなシルエットが作れるよ。
- パンツの横ポケットがパカッと開いていたら小さすぎ。
- お尻の付け根に「棚」のような横向きの線があったら大きすぎ。
- 太もも周りの生地に1.5㎝くらい摘まめるゆとりなかったら小さすぎ。
丈が長すぎはNG!裾上げするのもあり。
出典元:wear とっしーさん
足長に見せたいからと長めの丈を好むメンズがいるけど、足首にクシュクシュとしわが入ったシルエットはだらしなく見えるうえに短足に見えるから要注意。
基本の目安は「くるぶし丈」。(最近は靴下見せがトレンドだから、あまり堅苦しく考える必要はなし)
足首にしわが出来ないようスラっと縦長のラインを意識して、あまりにも長い場合は裾上げも考えよう。
裾上げはお店でもやってくれるし、最近は通販サイトも裾上げをしてくれるところが増えてきたよ。
おしゃれなスラックスの着こなしポイントは?
サイズ選びのポインを抑えたら、実際にコーデする時の着こなしポイントをチェック!
ちょっとしたことなんだけど、これだけで印象が変わるからね。
ロールアップしてカジュアルさと裾上げ効果プラス
ダボついた裾はスッキリ感を損なうから、長い場合はロールアップでオシャレに決めよう。
そうすることで、キレイめをキープしつつカジュアル感もプラスできるから、コーデの幅も広がるよ。
裾が長い場合にキレイめを印象付けたい時には、内側に織り込むのも一つのテクニック。
スラックスの場合はキレイ目の印象を残しておきたいので内側に折り込む方がおすすめ。
ロールアップを上手に使えば、裾上げの手間をかけずにいろいろなパターンで楽しむことができるから試してみてね。
カジュアルなアイテムを組み合わせよう
スラックスは、合わせるトップスによってガラリと印象が変わるから注意が必要だよ。
一歩間違えると堅苦しいビジネススタイルやフォーマルスタイルになっちゃうから、私服として履く場合にはカジュアルなアイテムと合わせるのがベスト。
具体的には、デニム、Tシャツ、スニーカーといったアイテムと合わせることでドレスダウンされ、こなれ感やおしゃれな印象を与えることができるよ。
- デニム生地のもの
- Tシャツ
- パーカー
- スニーカー
- 色の明るいもの
スラックスに合わせやすい靴は?
ローファー
出典元:Dcollection
スラックスにはカジュアルアイテムを合わせるって話だったのに「キレイめなスラックスにキレイめアイテムのローファーでいいの?」と思うかもしれないけど大丈夫。
全体のバランスを考えて、ローファーを合わせる時にはトップスにカジュアルなアイテムを合わせればOKだよ。
ローファーとスラックスを合わせると、下半身がスッキリしてスタイルアップにも効果的。
スニーカー
スラックスにカジュアルでスポーティなスニーカーを合わせると、大人っぽく品のあるイメージに程よい抜け感を感じさせるコーデが作れるよ。
最近はスポーツMIXも流行っているから、トレンド感も出てオシャレ度も高い。
ただし、足元が汚いとすべてが台無しになるから、くたびれていないキレイなスニーカーを履いてね。
サンダル(夏限定)
夏は暑さ対策と機能性の良さや動きやすさからサンダルを履きたいよね。
スラックスはそんなサンダルとも相性抜群。
特に最近は、ガッチリしたものだけではなく、下駄風やスリッパタイプといったいろいろなスポーツサンダルが売られているからチェックしてみて。
派手な色味のサンダルは子供っぽく見えるから、大人っぽいシンプルな黒色をチョイスするとアクセントにもなってメリハリのあるコーデがつくれるよ。
季節別スラックスを使ったおすすめメンズコーデ
ここからは実際のコーデを見ていくよ。いろいろなバリエーションを見て参考にしてね。
春:Gジャンでドレスダウン
出典元:Dcollection
- Gジャン
- 白シャツ
- スラックス グレー
- 革靴
シャツにスラックスというビジネスシーンにも通用しそうなコーデを、デニムジャケットを羽織ってあえてカジュアルにしたスタイル。
素足に革靴っていうのも抜け感があって「おしゃれを知ってるな~」って感じ。
このコーデで出社したら、後輩達から一目置かれる存在になれちゃう。
春:ロングTシャツ+スラックスのコーデ
出典元:Dcollection
- プルオーバーシャツ
- ロング丈Tシャツ
- スラックス ブラック
- ローファー
ゆったりとした着こなしにしつつもだらしなく見せないようにしたコーデ。
ロング丈Tシャツを使って上半身をカジュアルに、スラックスでキレイ目感をプラス。
全体の色を暗めに統一することで落ち着いた印象を作っているよ。
夏:トレンド感満載のスラックスコーデ
出典元:wear ゆうとさん
- ロング丈タンクトップ
- ハーフジップビッグトップス
- スラックス ネイビー
- スポーツサンダル
ビックシルエットをレイヤード風に着こなし、スラックスにスポーツサンダルを合わせたトレンドを感じさせる爽やかコーデ。
レイヤードコーデは縦長ラインを強調させるから、スラックスと合わせると全体がとても上品なラインに仕上がる。
暑い時期なら、一折だけロールアップしてもオシャレ。
夏:ボーダーTシャツ+スラックスのモノトーンコーデ
出典元:Dcollection
- 半袖ボーダーTシャツ
- テーパードスラックス ブラック
- スニーカー
ボーダーカットソーと、黒のスラックスで誰でも着こなしやすいモノトーンでまとめた夏コーデ。
ボーダー柄や、スニーカーはカジュアル目のアイテムなのでキレイめのスラックスと合わせることでかっちりしすぎないキレカジコーデになります。
秋:パンツのラインが美脚を作る
出典元:SPUTNICKS
- シャツ グレー
- 白ニット
- テーパードスラックス ネイビー
- 革靴
「細いパンツを履くから細く見えるわけではない。ラインのキレイさが細く見せる。」というのを証明してくれるスラックス。
ビッチビチに細くなくても自分に合ったサイズでスタイルアップできるのがスラックスの良いところ。
ネイビー色とニットの組み合わせは柔らかい印象を与えてくれるから、これからの季節にピッタリ。
秋:ミリタリーテイストを上品に着こなす
出典元:Dcollection
- MA-1ジャケット
- ビッグニットセーター
- ロング丈Tシャツ
- テーパードスラックス ブラック
- スニーカー
男性らしいミリタリージャケットも、スラックスと合わせると大人っぽく上品に着こなすことができる。
上半身にボリュームを出して細身のスラックスを履けば、キレイなYラインも出てスタイル抜群のメンズになれるよ。
秋~冬にかけてオススメのコーデ。
冬:裏毛素材のスラックスを使った冬コーデ
出典元:SPUTNICKS
- メルトンコート
- 裏毛素材スラックス
- Uネックカットソー
- スニーカー
キレイ目のメルトンコートに、裏毛素材のアンクルスラックスを合わせた大人っぽい冬コーデ。
足元をスニーカーにすることでカジュアルさもプラスしているのがポイント。
その他のおすすめコーデ
細身のパンツが苦手なら太めを履けばいい
出典元:SPUTNICKS
- ライダースジャケット
- ワイドパンツスラックス
- 長袖ニット
- 8ホールローカットシューズ
なかには「どうもスラっとしたパンツは苦手だ」というメンズもいるよね。だったら、少し太めのスラックスを履けばいい!
センタープレスがしっかり入っているから、太くてもキッチリ感と大人っぽさをキープできるよ。
存在感のあるパンツには無地のシンプルなトップスを合わせるのがオススメ。
サスペンダーを使って遊び心を出す
出典元:wear ぼーんさん
- オープンカラーハーフスリーブシャツ
- カットソー ホワイト
- ワイドパンツ テーパードスラックス
ゆったりとスラックスを着こなしたいメンズにオススメなのがサスペンダー。
お腹周りのコンプレックスもカバーできるし足長効果もある。
ジャケットを羽織ればシックな大人っぽさも出せて、小物一つでいつもと違ったコーデを楽しめそう。
正統派セットアップをカジュアルスタイルに着る
出典元:wear nano・universe 名鉄 STAFFさん
- ジャケット
- パーカー
- スラックス
- スニーカー
細みのシルエットが魅力的なセットアップを、パーカーとスニーカーで着崩しドレスダウンさせたコーデ。
ブルーのスニーカーもアクセントになっていて、全体をグッと引き締めているね。
こういうコーデができることがわかると、セットアップやスラックスのハードルも下がって挑戦しやすいね。
デニムスラックスならおしゃれ初心者にも安心
出典元:wear せっきーさん
- カットソー
- シャツ
- ステンカラーコート
- デニムスラックス
- 白スニーカー
最近はデニムのスラックスも販売されていて、普段デニム以外履かないメンズには手の出しやすいアイテムだよ。
シャツやステンカラーコートといったキレイめアイテムと合わせても、デニムのスラックスならガチガチに硬くならずにカジュアル感も出せる。
まとめ
ここまで読んでもらったら、スラックスのハードルもグッと下がったんじゃないかな。
自分にあったサイズのスラックスをカジュアルアイテムと合わせて大人のキレイめコーデを目指そう。
それから、最近はいろいろなスラックスがあるから自分に合ったパンツを探してみるのもいいね。